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地元合唱団&オーケストラが市民オペラ「魔笛」-演出に白井晃さん

18日に行われた稽古の様子

18日に行われた稽古の様子

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 地元で活動する合唱団体とオーケストラが中心となって行う市民オペラ「魔笛」が来年1月22日、まつもと市民芸術館(松本市深志3)で上演される。

「松本らしさを出したい」と演出の白井さん

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 市民オペラは「こうもり」(2007年)、「椿姫」(2009年)に続いて3回目。合唱を「まつもと市民オペラ合唱団」、管弦楽を「松本室内合奏団」が担当。演出には俳優・演出家の白井晃さんを迎える。

 12月18日には会場となる同館の主ホールで白井さんが演技指導を行った。「オペラで皆が突っ立って歌うことに(演劇をやっていたこともあってか)違和感を持っていた」と白井さん。合唱団に向かって「(賛辞の歌を)歌うだけではなく、たたえる気持ちを自然に出して」と手を動かしたり、歓談している動きをつけたりと、感情を確認しながら動きと一致するような演出を行った。

 「『ご当地オペラ』というわけではないが、松本の合唱団とオーケストラなので、それが出せれば」と白井さん。「詳しくは言えないが(笑)、随所に松本らしさをちりばめた演出を考えている」とも。衣装は自前のものを加工し、エキストラや大道具も団員が担うなど歌以外にも要求されることは多いが、皆、楽しい舞台にしようと気合十分だという。

 過去2回は公演のために合唱団を結成、公演後には解散していたが、今回から解散せずに定着と育成を目指す。参加する団員は現在43人。「今回のオーディションは、長く参加できるかどうかも考慮して行った」と合唱指導を担当する吉野恵美子さんと中村雅夫さん。オーディションには男女合わせて70人以上の応募があったという。「過去の2公演から継続して参加している人は、やはり成長を感じる。今後も技術向上に力を入れたい」と中村さん。

 合唱団は現在、週末をメーンに練習を重ねている。年が明けてからは練習回数を増やし、メーク講習なども行う予定。「皆で作るオペラ。地元にオペラファンを増やしたい」と吉野さんは話す。

 チケットはSS席=1万円、S席=7,000円、A席=5,000円、B席=3,000円、C席=1,000円。学生席=3,000円。チケットぴあ、同館チケットセンターなどで販売中。

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