松本・中町に11月3日、「マクロビオティックカフェ 日月(ひつき)」(松本市中央3、TEL 0263-33-1918)がオープンした。
運営は、マクロビオティックの食事と宿を提供する「玄ノ里」(北安曇郡池田町)。松本市美術館近くで営業する「マクロビオティックキッチン gen」の姉妹店でもある同店。席数はテーブルとカウンター合わせて16席。解体した古民家から調達した材料で作り上げたという店内には、ショーケースや大正時代のたんすを置き、どこか懐かしい雰囲気を醸し出す。
メーンに提供するのは「玄米おかゆパン」。「『おかゆパン』は、マクロビオティックでは主食となるもの。うちは無農薬の玄米と松本の天然水、石垣の塩を使い、まきを使ったかまどでじっくりと炊くので、優しい甘みとうま味が出る。自慢の品」と店長心得の渡邉加代子さん。テークアウトも可能で、「元祖おかゆパン」(90円)や「切り干し大根」(150円)、「シナモンあずきクルミレーズン」(180円)など10種類以上を用意する。
食事メニューは「玄米おかゆパン」を使ったハンバーガーを提供。「大豆ミートのヒレカツバーガー」「車麩のカツバーガー」(以上1,000円)「玄米入りコロッケバーガー」「和風 雑穀ハンバーグバーガー」「旬野菜のベジバーガー」(以上1,050円)の5種類で、全てに野菜スープとサラダが付く。ほかに、おかゆパン2個とゴマバター、野菜のおかず、野菜スープ、サラダが付く「プレーンおかゆパンセット」(850円)も。
デザートは「おかゆパンのパンケーキ」(450円)や「日月パフェ」(550円)など。日替わりの「今日のスイーツ」も用意する。ドリンクメニューは30種類以上をそろえる。「玄米コーヒー」「タンポポコーヒー」(以上500円)などのほか、新陳代謝を高めて疲労回復を早める効果のある「梅醤番茶」(500円)や、粉末の小豆が入る「ヤンノー+黒ごま塩」(800円)、「りんご番茶」(450円)などの珍しいものも。
「マクロビオティックと聞くと専門的なものや特殊なものと思われがちだが、本来は日本の食文化と知恵から生まれたもの。気軽に体感してもらいたいと思い、『カフェ』としてオープンした」と渡邉さん。「体に良くてもおいしくないと(笑)。マクロビオティックを実践している人もぜひ味わってみてほしい」とも。
営業時間は10時~18時。月曜・火曜定休。