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松本で「家縛りプロジェクト」-ギャラリーと一軒家をそれぞれ縄で縛る

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松本で「家縛りプロジェクト」-ギャラリーと一軒家をそれぞれ縄で縛る

ちょう結びをして「家縛り」が完成。写真左が松本さん

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 松本・筑摩の「ギャラリー石榴(せきりゅう)」(松本市筑摩2、TEL 0263-27-5396)で10月8日、現代美術家・松本春崇さんによる「家縛りプロジェクト」が行われた。

屋上と地上から縄を固定していく

 同プロジェクトは、倉庫や一軒家、ビルなどに縄をかけて縛る現代アート。同ギャラリーのスタッフ・薄井みゆきさんが「縛ることができる建物を探している人がいる」という話を聞き、友人の相澤和典さんに「家を縛ってもいいか」と持ち掛けた。当初は相澤さんの自宅のみだったが、松本さんから「せっかくなので2軒、『同日縛り』をしたい」と申し出があり、同ギャラリーも縛ることになった。

 事前にギャラリーの正面写真と広さを連絡し、それに合わせて松本さんが荒縄6本をない、150メートル分を用意。まずはぐるりと周囲を回り、どのように縄をかけるか見当をつける。そこから屋上に上がって縄をつるし、1本の縄を建物の上から見て十字になるように掛けていく。最後は玄関前で、薄井さんと母・ゆき子さんが縄をちょう結びに。「1回でうまく結べるなんて珍しい」と声が上がると「画廊は荷造りばかりだから(笑)」と薄井さん。結び目を上から引き上げて、2時間ほどで縛りが完成した。

 「最初はどういう感じになるのか分からなかったが、完成した『縛り』を見ると新鮮な感じ」と薄井さん。「無機質な建物と縄とのコントラストも面白い。縛られた家の中にいる感覚もいつもと違って不思議な感じ。家について考えるきっかけにもなり、貴重な体験になった」と話す。

 松本さんは千葉県の市川市在住。2年前、フランス大使館で使われていた事務用品や雑貨などを集めてひもで縛り展示したことが「家縛り」の発端だという。「縛ろうと思ったら何でも縛れるが、一番面白いものは何だろうと考えた。家は、人を縛っているもの。逆にそれを縛ってみたいと思った」と松本さん。「家の縛りから開放されることは自由になること。でもそれは喜びだけじゃなくて、寂しさとか、旅立ちという意味にもつながっているように思う」。プロジェクトは昨年からスタートし、これまでに10軒ほどを縛ってきた。建物以外にも、2人のバイオリニストを縛ってそのまま演奏したことも。

 「家の形や、築年数によって縛り方も違ってくる。生け花のようなイメージで、素材を生かして縛っていく」と松本さん。今回はビルの外壁がスベスベしていて縄を掛けるのに苦労したという。縛った後は、またほどく。「家縛りはその家の持ち主とのコラボレーション」と松本さん。「縄文土器のように(ほどいても)縄の跡が残るような…記憶の中に残るようなものでありたい」

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