松本経済新聞

大町で米・メンドシーノ郡の作家による展覧会-姉妹都市交流の一環で

「アート&クラフトショー」の様子。

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 大町の「塩の道博物館」(大町市八日町)と「ギャラリーいーずら」(仁科町)で現在、「大町MIASA/メンドシーノ国際交流アート&クラフトショー2009」が開催されている。

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 メンドシーノ郡はアメリカ・サンフランシスコから約250キロメートルの距離にある小さな海辺の町。1960年代ごろから、多くの作家たちが創作の場として住み始め「アート&クラフトの街」としても知られている。1980年に旧美麻(みあさ)村が友好姉妹村を締結して以来、相互訪問などの交流を進めてきた。2006年、美麻村は大町市に編入。昨年からは作家間の交流を目的とした芸術交流プログラムがスタートし、隔年で互いの作家を紹介する展覧会「アート&クラフトショー」を開催することになった。

 1回目は昨年5月、メンドシーノで松本・大町周辺の8人の作家による展覧会が開催され、今年はメンドシーノの作家による展覧会が同市で初めて行われる。2カ所の会場では、メンドシーノの写真家、画家、石工芸家ら29人の作品約100点を展示。作品には活動についてなどの解説が添えられ、メンドシーノでの暮らしぶりもうかがえる。

 6月末からは、メンドシーノからミドルスクールの生徒23人を含む37人の訪問団の受け入れも実施。日本各地を観光した後、美麻では地元の美麻小中学校との学校交流や市長の表敬訪問、和太鼓作りやうどん打ち体験などを行い、10日朝、帰国の途についた。

 「『アート&クラフトショー』はまだ2年目だが、これから名物行事にしていければ」と美麻の木工作家・小田時男さん。学校同士の国際姉妹校提携の動きもあり、「さまざまな活動を通じ、今後も交流を深めたい」と話す。

 開催時間は両会場共10時~18時。入場無料。今月20日まで。大町市中心市街地商店街では「信濃おおまち街なかギャラリー」も同時開催される。

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