安曇野市穂高のカフェ「カフェ穂高」(安曇野市穂高北穂高、TEL 0263-82-5772)で現在、松本市在住・佐藤千絵さんの写真展「Story 1」が開催されている。
佐藤さんは横浜市出身。2006年に松本に移住し、現在はNPO法人松本クラフト推進協会でスタッフとして働きながら、詩などの「ことば」や写真、雑貨などの創作活動を行っている。
同展では2年ほど前から撮りためた写真の中からピックアップした17点を展示。風景をはじめ、室内の家具や雑貨を優しい色合いで映し出す。「光や音、時間といったものを写真で表現していきたい」と佐藤さん。同展のテーマは「光と影」。「光が当たったものは影ができて、『もの』が呼吸しているように見える」と話す。
同店のスタッフが佐藤さんの知人宅に飾ってあった写真を見て気に入ったのが開催のきっかけになった。その後、昨年の安曇野スタイルで実際に対面、意気投合し同展開催へ。「佐藤さんの写真は温かみがある」と同店スタッフの大江智子さん。来場者と「見ていると何だかほっとする」と話すこともあるという。
今年は同店で個展を数回行う予定のため「Story 1」というタイトルを付けた。「『物語』を感じるような写真を、テーマを決めて見せていければ」と佐藤さん。「その人なりに写真から感じることがあると思う。ちょっと足を止めて、立ち止まって思う時間にしてもらえればうれしい」とも。
営業時間は11時~18時。水曜・木曜定休。3月22日まで。