安曇野市三郷に9月11日、ラーメン店「New old style ゆいが」(安曇野市三郷、TEL 0263-77-8889)がオープンした。
同店は、県内でラーメン店を展開する「ゆいが」(長野市川中島)の新店。県内5店舗目で、中信エリア初の店舗となる。席数はカウンター・テーブル・小上がりで27席。
メニューは、「節系」と呼ばれる魚介系スープがメーン。「スープが完成するまで丸2日かかる。徹底した温度調整と質にこだわっている」と社長の田中崇志さん(28)。麺は太めの特注麺を使用。「スープに一番よくからむ太さ。小麦の香りが消えてしまうので、作ってから2日以上たったものは使わない」(田中さん)。
「つけそば」(800円)は濃厚でとろみのある「節系」スープに、3時間煮込んだチャーシューや自家製メンマなどがのる。仕上げにかつお節パウダーを盛ることで魚介の風味が増す。そのほか大小2つのスープが付く「親子つけそば」(1,000円)や「中華そば」(680円)、「濃厚中華そば」(白=730円、黒・味噌=780円)などを提供する。トッピングは「生とうがらし」「生キャベツ」「味玉」「豚ほぐし」(30円~200円)など8種類を用意。「味だけでなく量でも満足してほしい」と、大盛りは無料で対応する。
「つけそば」の冷えたスープをレンジで温められるのも同店の特徴。店内には電子レンジも用意。「自分は冷めたものも好きだけど、温かいものが好きな人もいると思うので…。味玉は爆発するので『チン』しないで(笑)」。
2年ほど前から中信エリアへの出店を考えていたという田中さん。「松本市内での出店を考えていたが、なかなかいい物件がなくて…。ここなら松本市からも近いし、駐車場もあるのでこの場所での出店を決めた」と話す。店長は、会社設立時から一緒に働いてきた立林心さん(28)に任せる。「他の店舗オープンも社長と一緒にやってきた」と話す立林さん。「統括隊長」の肩書きから、田中さんからの信頼の強さをうかがわせる。
10月1日からは、同店の味を再現したチルドカップ麺が県内のセブン-イレブンで販売される。「偶然、新店オープンとタイミングが近くなった」と田中さん。「年配の方も多いエリア。地元の人に愛される店にしたい」と意気込む。
営業時間は11時~22時。