商店街を題材にした短編映画コンテスト「商店街映画祭 ALWAYS続・松本の夕日」実行委員会が主催する映画制作ワークショップ「初めての映画作り」が8月18日から、開催されている。
同ワークショップは、「映画作りに興味はあってもどのようにして作ればいいかわからない」という初心者向けに、隔週水曜日・全6回開く。昨年はアニメーションを制作したが、今回は実写版。カメラワークや絵コンテ、脚本など基本を学ぶ講義や実技を経て、映画制作に対する理解を深めてもらおうと企画した。同祭第1回で最優秀賞を受賞した自主映画制作団体「Stud!o yunfat(スタジオゆんふぁ)」代表の斉藤新さんが昨年に続き講師を務める。
8月30日には、ベーカリー「スヰト 縄手店」(松本市大手4)で2回目のワークショップを開き、撮り方の基礎や絵コンテ作りなどについて斉藤さんが講義を行った。カメラ配置の基本とも言われる「イマジナリーライン」(想定線)について、映画のワンシーンやテレビの討論番組のカメラワークなどを用いて説明。「普段、何気なく映画を見ていても気付かない」と斉藤さんがコメントすると、受講者からは「確かに気付かない」と納得する声が上がった。
斉藤さんは現在、会社勤めをしながら映画制作を行っている。映画が好きで、大学時代は映画研究会に所属、独学で学びながら制作を続けてきた。「ちょっと勉強して、基礎的なテクニックを身に付けるだけで随分いいものが作れるようになる」と斉藤さん。
ワークショップ後半では講義のほか、アマチュアで活動する俳優を迎えて実際にカメラを回す実技も予定している。「今まで映画を撮ったことがない人でも、何度か撮ったことがある人でも楽しめるような内容になっているので、ぜひ参加してもらえれば」(斉藤さん)。
次回は9月15日を予定している。途中からでも参加可能。1回3,000円(うち1,500円は実行委員会から補助)。問い合わせ・申し込みはホームページから受け付ける。