音楽イベント「松本ミュージックフェスティバル2010」が8月28日に開催され、松本市内7カ所のステージで、県内外の約40組がさまざまなジャンルの演奏を披露した。
「ウクレレステージ」では目の前の噴水で水遊びする子どもたちも
松本城公園や千歳橋、パルコ伊勢町通り口前など市内7カ所のステージで、6~10組がジャズ、ロック、アコースティックなどさまざまな分野の演奏を繰り広げた。松本城公園ステージでは強い日差しが照りつける中、7組が参加。市内を中心に活動している「花とクローバー」は「赤いスイートピー」「オリビアを聴きながら」などの懐かしいポップス・歌謡曲を披露した。「今日も本当に暑いですが、しばらくお付き合いください」というボーカルの花さんの呼びかけに、観光客も足を止めて木陰やテントの下で音楽を楽しむ姿が見られた。
「サマーフェスト2010」と共同開催となった花時計公園は10組が参加する「ウクレレステージ」に。県内のみならず大阪・愛知・神奈川などから駆け付けたウクレレ奏者が登場、アコースティックギターやウクレレを製造する「T’s guitars」(塩尻市)の高橋信治社長のトークショーも行われ、昼間からビール片手に音楽を楽しむ人でにぎわった。
2005年にスタートした同イベントは6回目。今年は「サマーフェスト」以外に「伊勢町せせらぎ土曜市」とも共同開催、さまざまなイベントとともに街を盛り上げようという動きも活発化している。「音楽には、世代、国籍、言葉を超えて、みんなを一つにするパワーがあることを改めて実感した」と実行委員長の藤岡浩志さん。「今後も、ほかのイベントとも連携しながら音楽の力で『世界に開かれた、懐のでっかい街、松本』を実現したい」と話す。