NPO法人松本クラフト推進協会(松本市県1、TEL 0263-34-6557)は現在、野外展示販売イベント「クラフトフェアまつもと2010」の出展希望者を募集している。
初夏の松本の恒例となった同イベントは今回で26回目。1985(昭和60)年の第1回では45組65人の参加だったが、応募者は年々増加。昨年は1,250組の応募があり、選考委員会によって選ばれた県内外の約260組が参加した。今年は5月29日・30日の2日間、松本あがたの森公園で行われる。
フェアの趣旨に沿うものであれば誰でも応募できるが、作品がクラフトの分野に属し、参加者本人の仕事であることが条件。応募要項・用紙はホームページよりダウンロード、または郵送で入手できる。応募申込料は2,000円。2月10日必着。その後選考が行われ、2月下旬に結果を通知する。
ここ数年、来場者の増加にともなう会場周辺の交通対策や事務作業の負担増大で、「正直、スタッフは『頑張って何とかする』の域を超えているのでは」と同協会広報部部長の田中一光さん。それでも話し合いを重ね、「一過性のイベントではなく、きちんと発信すべきメッセージを携えた『これからのフェア』を参加者と一緒につくっていく」という方向性を決めた。
同協会ではボランティアスタッフも随時募集している。「『作り手の作り手によるイベント』という思いはずっと変わらない。こちらから制約するのではなく、参加者が一緒になって作り上げていければ」と田中さんは期待を寄せる。