松本の雑貨店でリース展-作家自身が夏の間に育てたアジサイ使う

落ち着いた優しい雰囲気のリース。柿澤さんが育てたアジサイが添えられている。

落ち着いた優しい雰囲気のリース。柿澤さんが育てたアジサイが添えられている。

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 松本市の雑貨店「tonico(トニコ)」(松本市中央2、TEL 0263-34-6621)で現在、フラワーデコレーター・柿澤美香さんによる作品展「リースリース」が開催されている。

花をモチーフにしたヘアアクセサリー

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 茅野市在住の柿澤さんは「C23」というブランド名で活動しており、花をモチーフにした雑貨をメーンに制作している。東京でウエディング関係の仕事をしていたことから、ウエディング用の花の小物を作ることが多かった柿澤さん。そのうち「もっと花を身近に感じてもらいたい」と思うようになり、オリジナルの作品を作り始めたという。

 同展では今の季節を意識して、リースをメーンにアレンジメント作品を展示。木の実や綿、ドライフラワー、麻や紙のひもなどを使い、落ち着いた色合いの作品が並ぶ。アレンジメント作品は、ほうろうのカップやブリキのじょうろに、リースで使用している素材を使ってアレンジした作品。中にはキャンドルと組み合わせたものも。作品には、柿澤さん自身が夏の間に育てたというアジサイが多く使われている。「アジサイは一番好きな花。咲いている間に色がどんどん変化していく感じが好き」と柿澤さん。

 花をモチーフにした雑貨も展示。「菊の花をイメージして作ることが多い」という作品は、造花用の花びらを一枚一枚丁寧に組み合わせて作っている。花びらには薄い緑や紫、ほんのりとピンクが混ざった白など、落ち着いた色を使っている。「こういう『こっくり』とした色が好き」。

 「見た人、身に付ける人が幸せな気持ちになってもらえるように心掛けて作っている」と柿澤さん。「シーンを気にせず、気軽に飾ったり身に着けたりしてもらえれば」とも。

 作品はすべて販売も行う。リース=1,890円~、アレンジメント作品=1,570円~、ヘアアクセサリー=1,260円~など。営業時間は12時~18時(最終日は17時まで)。会期中の休業は火曜・水曜と12月17日。12月27日まで。

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