松本「らあめん寸八」のチルドカップ麺-セブン-イレブンと最後のコラボ

「松本の名店らあめん寸八 豚骨醤油らあめん」(450円)。

「松本の名店らあめん寸八 豚骨醤油らあめん」(450円)。

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 セブン-イレブンジャパン(本社=東京都千代田区)は11月12日、松本の人気ラーメン店「らあめん寸八(ずんぱち)」(松本市筑摩、TEL 0263-28-7744)の味を忠実に再現したチルドカップ麺「豚骨醤油らあめん」の販売を開始した。

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 豚骨ベースに特製のしょうゆだれを加えた濃厚スープが特徴。生の太麺を使用し、チャーシュー、生キャベツ、ネギ、ホウレンソウ、ノリ、コショウがトッピングに付く。家庭用電子レンジで5分加熱するだけで気軽に食べられる。

 同店とのコラボレーション商品第3弾となる今回は、昨年11月に販売した第1弾の商品を見直し、より忠実に店の味を再現することを目指して商品開発を進めた。「量が少ない」との声が多かったことから、麺と豚骨スープをそれぞれ20グラム、生キャベツを10グラム増量。スープの味も、より濃く調整した。「1杯で満足できるものにした」とセブン-イレブンジャパンの野呂繁司さん。

 店主の堀江勇太さんは「今回は麺がポイント」と話す。製麺は熊谷製麺(松本市渚)が担当。同社で行う通常の製法とは異なる方法で製麺したオリジナル麺を使う。「熊谷製麺さんは高い製麺技術を持っているが、昔ながらの麺にしたくて、あえて『普通』の麺を作ってもらった」(堀江さん)。

 第1弾のラーメンは、セブン-イレブンジャパンが全国で初めて地域の店とコラボレーションした商品。目標の5万食を上回る10万食を販売し「驚異的な売り上げ記録を生み出した」(野呂さん)。この売り上げがきっかけとなり、同社は全国各地で地域の店とコラボレーション商品の開発・販売を行うようになったという。

 同店が同社とのコラボレーション商品を販売するのは今回で最後。「店の味にかなり近いものができた。チルドカップ麺でこれ以上のものはできないと思って」と堀江さん。「たまたま来店したセブン-イレブンの人と『最強のインスタントラーメンを作ろう』と何気なく話したことが実現し、しかも全国に広がって…。県外ナンバーの車で来てくれる人もたくさんいる。セブン-イレブンのおかげ」と話す。「ラーメンで地域を盛り上げたい」という強い思いを持つ堀江さんは「これからも新しいことをやり続けていきたい」と今後の意気込みを語る。

 価格は450円。松本・安曇野・塩尻エリアのセブン-イレブンで販売。

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