「地方都市に美少女を増やそう」をコンセプトに、全国各都市で展開する無料配布の写真誌「美少女図鑑」の長野版の公開オーディションを兼ねた撮影会が10月25日、松本パルコ（松本市中央1）で行われる。

　「美少女図鑑」は、その街に住む「普通の女の子たち」をモデルに、そのエリアのなじみのあるスポットで撮影するファッション写真誌。2002年に新潟県のクリエーターが地域活性のために発行を開始した。発行部数は2万部程度で市場に出回る期間が短いため、「幻のフリーペーパー」とも呼ばれている。

　年齢制限はないため、他エリアでは5歳の「少女」から40代の「大人の女性」まで、幅広い年齢層が参加。応募だけで400人を超えたエリアも。誌面で紹介された一般女性が女優やモデルデビューした例もあるという。

　長野版の発行は今回が初めて。公開オーディションを行い、最終的に20人程度の「美少女」を掲載する。創刊号はA5サイズで64～80ページ。12月中旬に第1号を発行、松本パルコをはじめ、県内数カ所に置く予定。今月11日には、長野市の複合施設「TOiGO」で1回目の公開オーディションを行った。当日は事前応募者のほか10数人の飛び入り参加者による撮影も行われ、地元テレビ局も取材した。

　「（松本パルコは）松本以外からの来店客も多い場所なので、周辺地域からの参加にも期待している」と長野版の企画・制作を行うP&Kキーズプレイス（安曇野市）の橘公成さん。「公開オーディションは『長野にも美少女図鑑が上陸しました』という告知も兼ねている。MCなども入るので、パフォーマンス的なものになると思う。ギャラリー（一般客）もいるので、にぎやかで楽しいイベントになれば」とも。

　撮影は11時から16時まで。飛び入り参加も可能。事前応募は美少女図鑑サイトの長野版ページからできる。問い合わせは同社（TEL 0263-82-2465）まで。