松本・芳川公園前に9月26日、博多ラーメン店「めん家えんえん 本店」(松本市芳川小屋、TEL 0263-86-0149)がオープンした。
店舗面積は約13坪、席数はカウンターとテーブルで21席。メニューは「あっさりとんこつ」(600円)や「牛テールつけめん」(800円)など豚骨ラーメンとつけ麺がメーン。「豚骨ラーメンのスープはあっさりしながらもはっきりとした、頻繁に食べても飽きない味を目指した。牛テールは、他のメニューとの食べ合わせを考えて、濃すぎないように工夫した」と同店の田中龍在さん。麺は細麺で、名古屋の製麺所に特注したものを使う。ラーメンのほか「高菜チャーハン」(390円)や「明太子ごはん」(430円)など、九州ならではの食材を使用したメニューも。
各席には生ニンニクや辛子高菜、紅ショウガ、ゴマなどが用意され、好みの味で食べることができる。本場の博多ラーメンの食べ方が書かれたプレートには「生ニンニクは高菜の触れないスペースにお願いします。甘みの増すスープに早変わりです」など細かいアドバイスも。「本場に近い形で食べてもらいたくて」(田中さん)。
名古屋出身の田中さんは約15年間、本場博多でラーメンの修行を積んできた。「近年、長野はラーメンブーム。豚骨系のラーメン店も多いし、挑戦してみたかった」と話す。場所も1年ほどかけて探したという。「駅前などの一等地よりは、こういった場所の方が小回りの効いたサービスができると思った」(同)。
「1店舗目なのに『本店』と入れたのは意気込みの表れ」と笑う田中さん。「気軽に食べに来てほしい。トッピングで何度も変わる味を楽しんでもらえたら」とも。
営業時間は11時30分~14時、18時~スープが終わり次第終了(日曜午後は17時から)。