安曇野で「温度差」テーマにイラスト展-デジタルとアナログを使った画法で

優しい雰囲気のひらいさんの作品。

優しい雰囲気のひらいさんの作品。

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 安曇野市のギャラリーカフェ「BANANA MOON(バナナムーン)」(安曇野市穂高有明、TEL 0263-83-8838)で現在、イラストレーター・ひらいみもさんによる個展「温度差」が開催されている。

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 同展ではイラスト15点と、ひらいさんのイラストを用いたグッズを展示。ギャラリーにはリースや針金で作ったツタ、家や鳥のオブジェなどを飾り、優しい雰囲気を醸し出している。

 イラストは「デジタル」と「アナログ」を組み合わせて描く。手描きしたイラストをパソコンに取り込みプリントアウトする。その上から色鉛筆で色を重ね、鮮やかで深みのある色彩を作り上げていく。イラストはほとんどが今回のための描き下ろしで、山や川などの風景の中に、鳥やロバなどの動物を描いた。「風景を描くのが好き。でも風景だけより、動物という『体温のある生き物』を加えると、温かみや安心感が出ると思って」(ひらいさん)。

 同店での個展は2回目。ひらいさんは展示タイトルにもなっている「温度差」の生まれる秋の開催にこだわり、昨年夏に同店に開催を申し出た。「『温度差』というとあまりいい印象がないかもしれないが、心地よさとかいろんなものを内包していると思う。そういうものをただ感じたり、見つめたりしてみたいと思った」。

 「以前よりも完成度が増したと思う。じっくりと見てもらいたい」と同店オーナーの成瀬唯さん。ひらいさんは「秋の安曇野の気持ちいい風と一緒に、それぞれの『温度差』を感じてもらえれば」と話す。

 作品はすべて販売も行う。イラスト=18,900円~、エコバッグ1,890円~、手ぬぐい=840円、ポストカード=158円など。営業時間は9時30分~18時。入館料は500円(1ドリンク付き)。水曜定休。10月27日まで。

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