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松本・裏町で2つの演劇ワークショップ 俳優の近藤芳正さん講師務める

参加を呼びかける名和さん(左)と林さん

参加を呼びかける名和さん(左)と林さん

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 松本・裏町の小劇場「スタジオ365松本うら町」(松本市大手5)で、俳優の近藤芳正さんや名和利志子さんが講師を務める演劇ワークショップが開催される。

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 11月22日・23日は、近藤さんが自身の経験を生かして声や体の使い方を紹介。舞台・映像の違いや、「運のつかみ方」についても伝える。対象は18歳以上で演技経験は問わない。定員は15人。参加費は2日間で2万5,000円。見学者も若干名募る(1日3,500円)。近藤さんは「古代ギリシャでは病院と劇場が一緒だったほど、演じることには人を癒やす力がある」とコメントを寄せる。

 主催する「365プロジェクト」の代表で脚本家の林邦応さんが以前手がけたラジオドラマに、近藤さんが出演。今年3月、まつもと市民芸術館での公演で近藤さんが来松した際に数年ぶりに再会した。「ものづくりに真摯(しんし)に取り組んだ者同士の絆をあらためて感じた」と林さん。ワークショップを依頼すると近藤さんから快諾を受け、県内では初の開催にこぎ着けた。「2日間でおよそ10時間という、濃密で貴重な機会。演劇に興味のある人に参加してほしい」と話す。

 11月2日からは、名和さんが講師を務める全10回のワークショップを行う。作品作りに取り組み、来年1月に「ワークショップ白書」として上演する。定員は15人。参加費は一般=1万8,000円、高校生以下=9,000円。

 同ワークショップは2021年から毎年開催し、今回が5回目。これまでに小中学生から40代ぐらいまで、約40人が参加した。中にはワークショップをきっかけに、大学の演劇学科に進んだ人もいるという。「演技をするというよりは、人として感情を自由に出す、『開く』ことができるようになる。それは自身だけではなく、見る人も浄化する」と名和さん。上演する作品は、参加者の個性や持ち味に合わせて台本を当て書きする。「続けてきて、『開く力』は誰もが持っていると感じている。自分自身の魅力を発見する時間になれば」とも。

 申し込みはいずれもメール(25studio365@gmail.com)または電話(090-4018-0324)で受け付ける。

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