ドーナツ専門店「HOW DOUGHNUTS（ハウドーナツ）松本店」（松本市中央4）がイオンモール松本近くにある「atelier（アトリエ）C」並びにオープンして1カ月が過ぎた。

「見たら思わず笑顔になれるような」ドーナツ

　昨年3月、安曇野市穂高有明に出店したのに続いて2店舗目。店舗面積は2.5坪ほどで、通りに面したカウンターから販売する。

　ドーナツは安曇野店で製造。安曇野市三郷の障害者支援施設「幸泉園」の平飼い有精卵、県内産の牛乳や薄力粉を使用する。「シンプルシュガー」「シナモンシュガー」（330円）をはじめ、旬の果物やチョコレートを使った期間限定商品も含めて15種類以上を用意。運営する「ぐるり」代表の中村健太さんは「ドーナツは子どもから大人まで幅広い層に愛されるスイーツ。見たら思わず笑顔になれるようなドーナツを作りたい」と話す。

　中村さんは、同じ日の出町にある「MARKING RECORDS（マーキングレコーズ）」で、今年2月にイベント出店したことをきっかけに、松本店を考えるようになったという。以前から交流があった「atelierC」の知亜紀さんに相談すると、倉庫の活用を持ちかけられた。「安曇野店の周りは畑なので、それとはまた違う、通りすがりの人がふらっと寄ってくれるような場所に店を構えたいと思っていた。まさに理想にぴったりだった」と振り返る。ゴールデンウイーク明けからカウンターを作ったり、タイルを貼ったりして改装を進め、5月27日にオープンした。

　昼過ぎには種類が少なくなり、夕方前に完売する日もあるという。中村さんは「ドーナツを買って、松本散策のお供にしてもらえたら」と呼びかける。

　11時開店（売り切れ次第終了）。土曜～月曜定休。