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松本城三の丸エリアのサポーター募集 「誰かに語りたくなる暮らし」をつくる

6月14日に行われた説明会の様子(写真提供=三の丸エリアプラットフォーム)

6月14日に行われた説明会の様子(写真提供=三の丸エリアプラットフォーム)

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 松本城三の丸エリアのにぎわい創出を目指す「三の丸エリアプラットフォーム」が現在、活動を支援するサポーターを募集している。

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 サポーターは、取り組みに向けた準備や運営のサポートをするほか、インスタグラムなどを用いた情報発信などを年間通じて行う。対象は高校生以上で、7月~9月に開くオリエンテーションや講座に参加することが条件。事務局の新津瞬さんは「講座ではSNS運用や写真撮影、テキストの編集などさまざまなことを学べる。松本のまちづくりに興味がある人や、まちづくりの実践の場を経験したいという人に興味を持ってもらえれば」と話す。

 市は2022年3月、松本城周辺のまちづくりを公民連携で実現することを目指す「松本城三の丸エリアビジョン」を策定。同年12月には、エリアビジョンの実現をサポートする「三の丸エリアプラットフォーム」を設立した。「誰かに語りたくなる暮らし」を合言葉に、エリアを10カ所の「界隈(かいわい)」に分けてそれぞれの将来像を描き、現在は7カ所で地域住民主体の取り組みを進めている。

 6月13日・14日にはサポーター向けの説明会を開いた。女鳥羽川の環境の維持や水辺の居場所づくりを行う「Metobaリバーサイドプロジェクト」や、松本城と旧開智学校校舎の空間を活用する「松本国宝の架け橋プロジェクト」など「界隈」の動きと合わせて、回遊性向上に向けた社会実験などについても紹介した。

 説明会には2日間で約20人が参加。SNSで知ったという若者や、「松本の町と関わるきっかけが欲しい」という大学1年生もいたという。「皆さんの『松本が好き』という熱意を感じた。町と関わりを持ちたいという人にとっての受け皿になれればと思う」と新津さん。「界隈」のプロジェクトの活性化に向けて、サポーターの仕組みづくりにも力を入れていきたいという。「地域と関わることでその地域の魅力をもっと知ることができるはず。気軽に参加してほしい」と呼びかける。

 締め切りは6月30日。応募はウェブで受け付ける。

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