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松本で山口利一さんステンドグラス展 新旧織り交ぜた作品100点超

多彩なランプが並ぶ

多彩なランプが並ぶ

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 ステンドグラスアーティスト・山口利一さんの個展「光と音と高い宙」が現在、松本・浅間温泉のギャラリー「手仕事扱い処(どころ)GALLERYゆこもり」(松本市浅間温泉3、TEL 0263-46-2066)で開催されている。

パネル型のステンドグラス

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 ランプやアクセサリーなどを新旧織り交ぜた作品100点以上を展示する。サイズや形、色も多彩なテーブルランプはガラスを重ねて溶かすフュージングや、型に沿わせることで曲線を生み出すスランピングなどさまざまな技法を用いて制作。光の色が変わる電球を使ったピラミッド形のライトや、底の部分に鉢を置けるようにした「テラリウム&ランプ」など、ユニークな作品も並べる。

 細い曲線があしらわれている「幼心(おさなごころ)」と題したパネル型のステンドグラスは、30年以上前に手がけた作品。曲線のベースは、長女のMAIさんが子どもの頃に描いた。「長年、制作を続ける中で作品と向き合う時間の流れ方は、その時々の環境で違うかもしれないが、自分の根底にあるものは変わらない」と山口さん。

 アクセサリーはペンダントをメインに出品。シルバーや銅、真ちゅうなど金属部分の加工も山口さん自らが手がけている。バーナーワークで作るとんぼ玉の作品の中には、熱した後に割れてしまったとんぼ玉に金属加工を施し、半球の形に仕上げたものもある。

 会期中、21日14時からはライブイベントを開催。MAIさんとMAIさんの長女・ひかりさんがボーカルを務め、山口さんがリュート、小澤絵里子さんがビオラ・ダ・ガンバ、村田秀義さんが篳篥(ひちりき)を演奏する。同ギャラリーの瀧沢一以さんは「山口さんは本当にパワーがあって多才。バラエティー豊かな作品と演奏で、その魅力を感じてもらえれば」と話す。

 作品は一部を除き販売する。価格は、ペンダント=4,500円~、ライト=5,500円~など。営業時間は10時~18時。日曜・木曜定休。6月28日まで。

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