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松本で「ほろ酔い工芸」 地元作家の皿につまみ、県内産クラフトジン飲み比べ

企画に合わせて制作してもらったという皿は多彩な展開

企画に合わせて制作してもらったという皿は多彩な展開

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 クラフト作家の器で酒を楽しむイベント「ほろ酔い工芸」が5月17日、松本市役所近くの三代澤酒店(松本市大手4)で行われる。月間イベント「工芸の五月2025」の一環。

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 松本周辺で活動する3人の作家の皿を用意し、客が選んだ皿につまみを盛り合わせ、ドリンクと共に提供する。参加作家は、金井三和さん、田中一光さん(以上陶器)、羽柴弦さん(木工)で、皿は直径20~25センチほど。

 ドリンクは県内産のクラフトジンがテーマ。基本の1杯として野沢温泉蒸溜所(野沢温泉村)の「DOSO GIN 2025」を、他は5銘柄から2種類を選んでもらい、計3杯(各15ミリリットル)を提供する。5銘柄は大信州酒造(松本市)の「岳峰松本2024」、黒澤酒造(佐久穂町)の「白樺ジン」、芙蓉酒造(佐久市)の「YOHAKHU」、養命酒(伊那市)の「香の森」、仙醸(同)の「SENJOクラフトジンSAKURA」。

 つまみは、県内産のドライフルーツやおかきなどを用意。追加メニューとして、「ジンおかわり券」(500円)や、松本市内で弁当などを販売する「西条」が手がける「特製ペアリング総菜」(500円)もある。

 同イベントは2011(平成23)年から開催。「器を使う楽しみを体感できる場をつくりたい」と、4年目からは選んで購入してもらった器で提供する形にし、毎年ドリンクのテーマを変えながら続けている。今回は初の試みとして3部制にした。「工芸の五月」企画室の高橋華菜さんは「クラフトジンがテーマなので、少しずつゆっくり味わってもらいたいと考え、3部制にした」と話す。

 ウェブサイトでは、各作家の制作現場を訪ねて取材した記事を掲載。当日も作家が在店する時間を設ける。スタッフの丸山聡子さんは「器もお酒もおつまみも全て県内のもの。魅力的な地元のものを堪能してもらえれば」と呼びかける。

 開催時間は13時~14時、14時30分~15時30分、16時~17時(いずれも入場は終了30分前まで)。料金は前売り=4,500円、当日=5,000円。前売りはウェブサイトで受け付ける。問い合わせ先は同企画室(TEL 0263-34-6557)。

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