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松本・城東に創作和食とお酒の店「まどか」 民家を改装、夫婦の夢かなえる

生かせるものは残しつつ改装したという店内

生かせるものは残しつつ改装したという店内

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 創作和食とお酒の店「料理とお酒 圓(まどか)」(松本市城東2、TEL 080-4868-8245)がオープンして1カ月が過ぎた。

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 井越昌樹さんと瑞穂さんが夫婦で切り盛りする。築50年ほどの民家を改装。カウンターキッチンを備え、店内は明るく親しまれるような雰囲気に仕上げた。テーブルは手作りし、壁も塗ったという。店舗面積は約24坪。席数は、カウンター=5席、テーブル=16席。

 ランチ(1,650円)は主菜、小鉢3種、もち麦ご飯、みそ汁、コーヒーまたは紅茶が付く。主菜は肉料理か魚料理のいずれかで、内容は隔週で変わる。小鉢3種を「旬の前菜盛り」、ドリンクを「本日の日本酒またはワイン」に変更できる(いずれも500円増し)。

 夜は、季節の素材を使ったアラカルトメニュー。現在は「里芋団子の巣ごもり風」(800円)、「鶏モモ肉のグリルと大根フライ」(1,300円)、「信州サーモンのソテー 二色のソース」(1,700円)などを提供する。しょうゆ漬けの卵黄をそえる「圓のたまごかけご飯」(500円)などのご飯物もある。

 アルコールはビールやワイン、サワー、焼酎などをそろえ、特に日本酒に力を入れる。酒ディプロマ・利き酒師の資格を持つ瑞穂さんは「日本酒が好きな方にも、少しだけ飲んでみたいという方にも喜んでもらえるよう、バラエティーに富んだラインアップを意識している」と話す。メニューに一言添え、味をイメージできるような工夫も施す。

 昌樹さんは松本、瑞穂さんは安曇野出身。それぞれ飲食業に従事し、直近は市内の和食店で働いていた。「いずれは2人で店を開きたいと思っていた」と昌樹さん。子育てが少し落ち着いたタイミングでの開業を決め、自宅との行き来が便利なエリアで物件を探したという。

 昨年12月26日にオープン。周辺は住宅地ということもあり、「近くで飲めるところができてうれしい」という声も多いという。「やはり自分たちの店は愛着を感じるし、やりがいがある」と昌樹さん。店名は丸いという意味で、和やかに多くの人が集う場所にしたいという思いを込めた。昼間はアクセサリーなどを作るワークショップの会場としても活用する。瑞穂さんは「地域の人に愛される店にしたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は、11時30分~14時30分、17時30分~22時。月曜・日曜夜定休。

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