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松本にカフェ「ぷちそれいゆ」 定年後に移住し開業、北欧の雰囲気楽しんで

木目調を基調にした明るい雰囲気の店内。「人と人との縁をつなぐような、温かい店にしていきたい」と依田さん

木目調を基調にした明るい雰囲気の店内。「人と人との縁をつなぐような、温かい店にしていきたい」と依田さん

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 カフェ「PETIT SOLEIL(ぷちそれいゆ)」(松本市蟻ヶ崎3、TEL 0263-55-7445)が松本市中央図書館近くの住宅街の一角に8月20日、オープンした。

北欧をイメージした外観

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 店主の依田幸子さんが自宅の一角を店舗にして開業した。建物の外観は濃いブルーの配色で、店内は木目調を基調にした明るい雰囲気。フィンランド製の椅子を配置するほか、花柄のカラフルなカーテンを付ける。依田さんは「自然と共生する北欧の生活スタイルや雑貨が好きで、外観・内装共に北欧をイメージしたデザインに仕上げた」と話す。店舗面積は約10坪。席数はカウンター席とテーブル席合わせて11席。

 自家製のスイーツやコーヒーなどをメインに提供。毎朝手作りする「シナモンロール」(385円)やサワークリームを入れさっぱりとした味わいに仕上げた「自家製ベイクドチーズケーキ」(550円)、そば茶を牛乳で煮て作る「自家製そば茶アイス」(440円)などを用意する。ドリンクは御代田町の「SANGA COFFEE」が焙煎(ばいせん)した豆を使ったアイスコーヒー(550円)やカフェラテ(605円)のほか、「青りんごソーダ」や「ゆずジンジャー」(以上550円)など10種類。一部のメニューを除き、テイクアウトにも対応する。

 依田さんは佐久市出身。長年、東京で教育関連の仕事をしていて、定年退職後は県内に戻りたいと考えていたという。3年前、長男が結婚・転職で松本へ移り住んだことをきっかけに、移住とカフェの開業を決めた。5月に引っ越し、オープンに向け、市内で行われたシナモンロール作りのワークショップに参加したり、ラテアートを練習したりと準備を進めてきた。

 1カ月ほど設けたプレオープン期間は、近所の人たちが多く来店。「飲食業経験がないので不安だったが、地域の人たちに支えられ、無事にオープンすることができた」と依田さん。店名はフランス語で「小さい太陽」という意味。「人と人との縁をつなぐような、温かい店にしていきたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は11時~17時(ラストオーダー)。日曜・月曜定休。

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