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松本の書店で疋田千里さん写真展 「何でもない日に撮る」写真館イベントも

展示に合わせ、これまで手がけてきた書籍やグッズなども販売

展示に合わせ、これまで手がけてきた書籍やグッズなども販売

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 写真家・疋田千里さんの個展「明日には忘れる」が現在、松本市の書店「栞日(しおりび)」(松本市深志3、TEL 0263-50-5967)で開催されている。

写真はオリジナルフレームに入れて展示

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 疋田さんがこれまで各地で開催してきた「写真館イベント」で撮影した写真、約50点を展示する。イベント会場だけではなく、その周辺の道端や店舗の前などで撮影した写真は、個人や夫婦、子どもたち、家族などさまざま。疋田さんがオリジナルで作ったフレームに入れて並べている。「持ち帰って家に飾ることをイメージしてフレームを作った。スマホなどで気軽に撮影できる時代だが、プリントして残したり、飾ったりして楽しむ良さも伝われば」と話す。

 同イベントは2015(平成27)年8月に始め、当初は展示と合わせて行っていたが、2019年からは単独イベントとしても開催している。「家族写真を撮ることはあっても、子どもが大きくなるにつれその機会は減るし、大人が自分の写真を残す機会はほとんどない。大人が撮影をしてもらう場を設けたかった」と振り返る。

 疋田さんは京都府生まれ。スタジオ勤務、カメラマンアシスタントを経て、2003(平成15)年に独立し、ポートレートや料理の撮影をメインに活動している。ライフワークにしている旅でも料理の写真を撮ることが増え、2017(平成29)年には韓国、台湾、日本の「お箸のある風景」を撮影した「ohashi_to」を自費出版した。

 7日、8日には、写真館イベントを開催。時間は20分ほどで、会話をしながら同店や周辺で場所を決めて撮影する。「記念日ではなく、何でもない日に撮った写真がいつか大切な一枚になるかもしれない。家族はもちろん、リラックスできる人やペットと一緒でも、1人でもOKなので気軽に参加してほしい」と呼びかける。

 営業時間は7時~20時。水曜定休。9月8日まで。写真館イベントは両日11時~15時。料金はデータ納品=4,400円、フォトフレーム付きプリント=8,800円。予約優先で、ウェブで受け付ける。

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