松本市で開催中の「セイジ・オザワ松本フェスティバル（OMF）」を歓迎する吹奏楽パレードと合同演奏会が8月18日、中心市街地で行われた。

合同演奏の様子

　パレードは地元の小中高生を中心に大学生や社会人など、46団体、約1800人が参加。OMFのロゴマークが入った帽子やポロシャツ姿で、伊勢町通りのMウイング前から松本城までの約1キロを行進した。「YMCA」などの定番曲からJポップ、アニソンまで、華やかな音色が響き、沿道では手を振ったり、写真や動画を撮ったりする人が多く見られた。

　パレード後には、松本城二の丸御殿跡で約420人が合同演奏を行った。演奏前には、2月に亡くなった小澤征爾総監督への感謝を込めて、生前の姿を収めた特別映像をスクリーンで上映。その後、根本卓也さんの指揮で「星条旗よ永遠なれ」「信濃の国」を演奏した。

　小澤さんが恩師である故・斉藤秀雄さんの名を冠して1992（平成4）に「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」を創立。2015（平成27）年にOMFとなった。今月9日に開幕し、9月4日までオーケストラコンサートなど多彩な音楽プログラムを展開。24日には松本城公園と上土劇場で、オーケストラコンサートBプログラムの模様を上映する「スクリーンコンサート」を行う。