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安曇野に雑貨店「グラビティー」 作家による一点物の雑貨、オーダーメードも

さまざまなアイテムが並ぶ店内

さまざまなアイテムが並ぶ店内

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 雑貨店「gravity(グラビティー)」(安曇野市穂高、TEL 090-4186-5307)がJAあづみ穂高支社の隣にオープンして2カ月が過ぎた。

ガラス張りの店舗

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 店舗面積は約8坪。店主でアーティストの濱里恵さんが、JAあづみが所有する建物の一室を改装。店内の壁は白く塗装し、床に敷かれていたじゅうたんとタイルをはがし、下にあったコンクリートをそのまま生かした。商品を置く棚やテーブルは、木目調やシンプルな色味、デザインのものに統一し、モダンな空間に仕上げた。

 一点ものが中心で、伊那市のラグ作家「H!FOLKS」のカラフルなラグマット、群馬県に工房を構えるガラス作家・小林大輔さんによる動物のオブシェやグラス、ハンドメード作家「KIRIMI」が手がける刺しゅう入りのポーチなど、約20人の作家の雑貨を並べる。ほかに、マグカップや皿などの食器、アロマグッズ、マスキングテープなどのアイテムも幅広く用意。濱さんが手がける版画作品をプリントしたポストカードやリボンをモチーフにデザインしたTシャツもある。

 9人の作家はオーダーメードにも対応。愛知県在住の「mad.」によるドングリ形のニット帽子などがある。濱さんは「作家さんの個性的な作品やユーモアのある雑貨を暮らしの中に取り入れると、心が豊かになる」と笑顔を見せる。

 名古屋芸術大学で現代アートを学び、卒業後はインスタレーションの展示などを行ってきた濱さん。2017(平成29)年、豊かな自然に引かれて松本に移住し、デザイン会社に勤務した。結婚・出産を機に、夫の地元・安曇野に移り住み、自分のペースで働く方法を模索。以前から、これまでに出会った作家の作品を扱う雑貨店を開きたいと考えていたことから、オープンを決めた。

 2月ごろから、大学時代の親交のある作家や、イベントで知り合った作家に声をかけて商品をそろえるなど、準備を進めてきた。オープン後は、JAや同じ建物に入る台湾料理店を訪れた人が立ち寄ることも多いという。店名は英語で引力という意味。「雑貨とお客さまをつなぐ店にしていきたい」と意気込む。

 営業時間は11時~15時30分(土曜は16時まで)。第2・4土曜、日曜・月曜・祝日定休。

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