アウトドアブランドの「モンベル」(本社=大阪市西区)は4月23日、豊科インターチェンジすぐの大型SC「スワンガーデン安曇野」(安曇野市豊科南穂高)内に「モンベルクラブ豊科店」(TEL 0263-71-3775)をオープンした。
約300坪の店内にはアウトドアウエアをはじめ、登山、カヤック・カヌー、キャンプ、サイクリング、アウトドア雑貨など約3,000点のアイテムが並ぶ。「アウトドアウエアは通常メンズサイズの取り扱いが多いが、レディスやキッズもバランス良く用意した。スキー場へ行く人が多く利用する豊科インターが近いこともあり、スキー用品も充実させた」と同社広報部の半田久さん。現在全国に62店舗を展開し、県内では諏訪店(諏訪市)に続き2店舗目となる。
店舗入って左側にはクライミングウォールを併設。高さ10メートルほどの人工壁は、なだらかな岩場をモチーフにした。「たくさんの人に参加してもらいたいので、初心者向けの設計にした」(同)。1トライ500円でクライミング体験ができる。
23日の開店前には、会長や社長など役員が総動員で参加する同社初となるオープニングパーティを開いた。集まった山岳関係者や山小屋経営者などを前に、辰野勇会長は「個人的にも北アルプスによく来ていた。モンベルにとっての『ハート(核)』になってくれると信じている」とあいさつした。
真崎文明社長は「安曇野は『北アルプスの玄関口』であり『山岳のメッカ』。山や川など、アウトドアのフィールドが近いのでいつか出店できたらと思っていた。とてもいい場所にオープンできてうれしい」と話す。店長の沖原加代子さんは「親しみやすい店舗作りを目指したい。ここからいろんな情報を発信できれば」と意気込みをみせる。
営業時間は11時~20時。