松本市の蔵造りギャラリー「中町・蔵シック館」(松本市中央2、TEL 0263-36-3053)で3月20日~22日、県内で活動する作家のグループ「M.I.A.」による作品展「虹のたまて箱 7th」が開催される。
同展は、オートバイリサイクルパーツアートやイラスト、アクセサリー、衣服、雑貨など多ジャンルの作品を集めた企画展。学生や主婦、サラリーマンなど幅広い分野の作家13人の作品を展示する。
同グループ代表の太田光亮さんが友人と4人程度で作品展を行っていたが、参加希望者が増えてきたため「M.I.A.」を立ち上げ、2006年から年2回のペースで「虹のたまて箱」として開催している。
太田さんは「MATEO」の作家名でオートバイリサイクルパーツアートを制作するほか、オートバイの販売や引き取りなどを行っている。「外国人の友人に『バイクを捨てるなんて、日本人はもったいない。自分の国では壊れたら直して乗るよ』と言われて、見方が変わった」と太田さん。アート経験のなかった太田さんだが、バイクの廃材を使ってオブジェを作り始めた。作っているうちに作品を見てもらいたくなり、友人と作品展を開くようになったという。「今では生産されていない部品もある。そういった思い出を残すためにも作り続けている」(太田さん)。
同展に参加して、個展を開いたり、さらに大きな作品作りに挑戦している人もいるという。「参加希望者はいつでもウエルカム。うまい下手より、やってみたいという気持ちが大切」と太田さん。「『アート』というと敷居が高い気がするが、そんなことはない。気軽に見て、興味があればどんどん話しかけて」とも。展示する作品は販売も行う。
開催時間は、20日=11時~17時、21日=9時~17時、22日=9時~16時。入場無料。