松本・笹部にパティスリー「キュイッソンドール」 フランスで学んだ女性が開業

「一人で作っているのでいろいろなことができて楽しい」と小松さん

「一人で作っているのでいろいろなことができて楽しい」と小松さん

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 松本・笹部に11月13日、パティスリー「Cuisson d'or(キュイッソンドール)」(松本市笹部、TEL 0263-25-2717)がオープンした。

レジ横の「焼きたてシリーズ」

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 店舗面積は約10坪。店内はブラウンをベースにした落ち着いた雰囲気。フランスで1年間修業したオーナーパティシエの小松里嘉さんが独立開業した。

 フランス菓子を中心に、ケーキや焼き菓子などを用意する。レジ横には「焼きたてシリーズ」として、朝、焼いたばかりのマドレーヌやタルトレットも。ショーケースには、伝統菓子の「サヴァラン」(390円)や「オペラ」(480円)、「シュー・ア・ラ・クレーム」(180円)や「クレーム・ブリュレ」(330円)のほか、季節の果物を使ったショートケーキなど常時13~15種類が並ぶ。「週末は家族連れも増えるので、フルーツのケーキを多めに用意している」。ガラスの器やトレーを使って、見せ方も工夫を凝らす。

 小松さんは大阪の専門学校を卒業してから、松本市内のイタリアンレストランでケーキ職人として働いた後、渡仏。「フランス菓子、特に伝統菓子を作ることの面白さを改めて感じた。バターや小麦粉、基本の材料の違いがおいしさにつながっている」と小松さん。帰国後、しばらく東京で働いた後、3年ほど前に松本へ戻り、レストランでパティシエとして働きながら、開業の準備を進めてきた。「自分で考えたものを作りたかったので、いつかは店を持ちたいと思っていた。これまでの経験を生かして自分の店を作っていきたい」

 現在はテークアウトのみだが、将来はデセール(皿盛りデザート)の提供をしたいという夢も。「今日、この場所で、この人のためだけの一皿を作って、喜びや驚きを感じてもらいたい」と笑顔を見せる。「お客さまに求められるもの、自分が好きなもの、どちらも作ること自体が楽しい。特別な日だけではなく、普段から気軽におやつとして食べてもらえれば」とも。

 営業時間は11時~19時30分。火曜定休。

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