松本市で開催中の「セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)」を歓迎する吹奏楽パレードと合同演奏会が中心市街地などで行われた。
パレードには地元の小中学生を中心に55団体、約2700人が参加。OMFのロゴマークが入った白の帽子とポロシャツ姿で、伊勢町通りのMウイング前から松本城までを行進した。
松本城本丸庭園で行われた合同演奏会には、35団体・約1600人が引き続き参加。OMF合唱団の指揮者を務める松下京介さんがタクトを振り、「ラデツキー行進曲」と「信濃の国」を演奏した。「信濃の国」では、徐々にテンポがずれてしまい、やり直すハプニングも。強い日差しが照り付ける中、迫力のある演奏が園内に響いた。
世界的指揮者の小澤征爾さんが総監督を務めるOMFは、前身のサイトウ・キネン・フェスティバル松本から数えて今年で25回目。今月9日に開幕し、来月9日まで多彩な音楽プログラムを展開する。
22日には小澤さんも指揮をする「オーケストラコンサートAプログラム」(キッセイ文化ホール)を開催。その模様を生中継する「スクリーンコンサート」が松本城公園、中町蔵シック館、ピカデリーホールをはじめ、県内外12カ所で行われる(東京・六本木ヒルズアリーナのみ録画中継で9月13日開催)。