松本市は4月1日、ソメイヨシノの開花を発表した。
朝8時、松本城管理事務所が設定した松本城外堀北側にある「観測木」で開花を確認。同事務所所長の大竹永明さんが開花宣言をした。昨年より3日早く、同事務所が独自観測を始めた2008年以降では最も早い開花となる。
今年は先月7日から観測を始め、2週間ほど前からは朝夕2回、職員が見に出ていたという。「1日の違いでパパパッと開くこともある」と大竹さん。観測木で5、6輪の花が開いていることを確認して開花宣言を出すが、今朝、5輪以上の花が開いていることを確認。日本気象協会が発表した開花予想日と同日の開花宣言となった。
「ちょうど新しい年度の始まりを祝うタイミングでの開花となった」と大竹さん。「(天候にもよるが)7~8日後には満開になると思う。松本城の桜を見に、ぜひ足を運んでもらえれば」と話す。
恒例の「夜桜会」は4月4日~11日の8日間開催。本丸庭園の無料開放は17時30分~21時。雅楽や三曲、フルートの演奏や花見団子・豚汁などの販売、茶席などを行う。お堀の桜並木と女鳥羽川の桜並木のライトアップは、4日~13日の18時30分~21時(金曜・土曜は22時まで)。