松本市内の飲食店29店舗で現在、カレー食べ歩きスタンプラリー企画「松本カリーラリー」が行われている。
「メーヤウ」(松本市桐2)、「たくま」(中央1)などのカレー店から、洋食店、喫茶・カフェ、バー、和食・すし店までさまざまな29店舗が参加する。定番のカレーのほか、期間限定のメニューを用意する店舗も。「おきな堂」(中央2)では、定番の「バンカラカツカレー」(700円)のほか、週替わりでカレーを使ったスペシャルメニューも提供する。「スパイスの効いた本格派から、カレーうどんやパン、ガレットなど多彩なメニューがそろった」と松本カリー推進委員会実行委員長でメーヤウの店主・小山修さん。
各店を利用すると専用の台紙にスタンプを押す。スタンプを5個集めると、6店目以降はドリンク1杯サービスや大盛り無料など各店で特典を受けることができる(各店1回限り)。15個集めると先着10人にロゴ入りオリジナルトートバッグ、全店制覇すると先着1人にロゴ入りオリジナルカレースプーンを進呈する。
小山さんと、古本喫茶「想雲堂」(大手4)の店主・渡辺宏さんが「街が静かになる2月に、お店に足を運ぶきっかけを」と初めて企画した。「両店ともカレーを提供しているので、カレーで何かイベントができればと考えた」と小山さん。市内でカレーを提供している店に声を掛けると、予想以上に反応が良かったという。「これまでカレーでつながることはあまりなかった。新旧問わずさまざまな店が集まったと思う」
2月14日からスタートし、数日間で既に8つのスタンプを集めた「つわもの」も。「これをきっかけにお客さまとの会話が弾み、距離も縮まる」とおきな堂の店長・新藤健太さん。「『来るきっかけになった』というお客さまもいてうれしい」と話す。
「新しいお店の発見も兼ねて、冬の松本を楽しんでもらえれば」と小山さん。今後は、地元食材を使ったレシピなど、スタンプラリー以外の企画も展開したいという。「今回のイベントだけでなく、カレーで松本を盛り上げていきたい」とも。
スタンプラリーは4月12日まで。台紙は各店で入手できる。