松本のイラストレーター作品がタンブラーに-国際支援NGOが採用

中武ひでみつさんの描いた東ティモールのコーヒー農園の人びとと風景のイラスト入りタンブラー(安曇野ひつじ屋にて)

中武ひでみつさんの描いた東ティモールのコーヒー農園の人びとと風景のイラスト入りタンブラー(安曇野ひつじ屋にて)

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 松本市在住のイラストレーター、中武ひでみつさんの作品がNPO法人「ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)」に認められ、カフェタンブラーのデザインに採用された。

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 PWJは「必要な人々に必要な支援を」をモットーに、世界各地で生命や生活の危機にさらされた人を支援するNGO団体。1996年の設立以来、イラク北部やスマトラ島沖地震の被災地をはじめ、世界16カ国・地域で支援活動を実施しており、現在はイラク、アフガニスタン、モンゴル、東ティモール、リベリア、スーダンの計6カ国・地域で活動を続けている。

 同団体では、商品の販売収益を団体の活動に役立てるオンラインショップも運営。フェアトレード商品や、国内外各地から集められた商品などを扱う。中武さんのイラストは、商品ラインアップの一つである同団体オリジナルのカフェタンブラーに採用された。

 今回の採用は昨年に続き2度目で、同団体で活動している中武さんの友人が「タンブラーのイラストに」と推薦したのがきっかけだったという。今年はオンラインショップで扱っている「PWJピースコーヒー」の原産地である東ティモールのコーヒー農園で働く人々をイメージしたイラストを描いた。昨年採用された、虹の下にいる子どもたちを描いたイラストのタンブラーも販売中。

 中武さんは「友人に会うまでこういう団体があることを知らなかった。自分のイラストがこうした活動に少しでも貢献でき、今まで絵を描いてきて本当によかったと思った。自分にできること(好きなこと)で誰かが喜んでくれているとすれば、本当にうれしい」と話す。中武さん自身も、PWJのサイト内にあるクリック募金に協力したり、フェアトレード商品を購入したりするなど、意識を持つようになったという。

 タンブラーは、オンラインショップのほか、長野県安曇野市の穂高駅前にあるカフェ「安曇野ひつじ屋」でも取り扱う。

中武ひでみつさん アトリエ扉特定非営利活動法人 ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)安曇野ひつじ屋イラストレーターのコラボ展「2人のイラスト展」-松本パルコで(松本経済新聞)フリーペーパー「日和」の表紙描くイラストレーター、松本のカフェで個展(松本経済新聞)

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