松本の公設地方卸売市場近くに2月1日、海鮮丼専門店「丼丸田中家 松本流通団地店」(松本市笹賀、TEL 0263-50-5401)がオープンした。
1979(昭和54)年に「笹舟」として開業した同チェーン。2007年に「丼丸」の営業、昨年からフランチャイズ展開を開始し、関東を中心に東北から九州まで100店舗を超える。同店の経営は「TANAKAYA」(小屋北1)。昨年5月に「清水店」(清水1)をオープンし、同店が2店目となる。
テークアウトとイートインに対応し、店内には10席を用意。メニューは全て525円で、シャリ大盛り(630円)やネタ大盛り(735円)、どちらも大盛り(840円)にもできる。マグロ・ネギトロ・イカ・イクラ・ウニがのる「うおがし丼」や、ホタテ・数の子・サーモン・とびこ・ウニ・カニのほぐし身がのる「北海丼」など。「穴子丼」や「えんがわ丼」、「エビづくし丼」など、一つのネタをふんだんに盛ったメニューや、卵やエビなど子どもが好きなネタがのる「お子様丼」も用意する。
フランチャイズでありながら、各店舗にオリジナル性を持たせていることが同チェーンの特徴。同店ではオリジナルの「田中家丼」と「松本アボガ丼」、仕入れによって変わる「週替わり丼」も提供する。
同社社長の田中昭光さんは長野市で別の事業を行っていたが、実家のある松本に高齢の母がいたこともあり、新事業を探していたという。「偶然『丼丸』のチラシを見て、家族で東京に食べに行った。ボリュームがありおいしかったのでやってみようと思った」と田中さん。両店舗を行き来しながら、長男の勝貴さんが同店を、次男の智大さんと妻の恵美子さんが清水店を切り盛りする。
「丼丸のコンセプトは『感動と驚きを』。お客さまにそう感じていただけるように頑張りたい」と田中さん。「地域貢献できる店になれば」とも。
営業時間は10時~20時。急ぎや大量注文の場合は、電話対応も可能。