松本駅近くのJA松本市会館そばに11月18日、「クレープ工房」(松本市深志2、TEL 0263-35-9002)が移転オープンした。
店舗面積は約20坪、席数は約30席。国府町交差点近くで約3年営業していた店舗から移転拡張した。「できたてのクレープを、その場で食べていただきたい」と店主の木村龍春さん。店内には自動販売機を設置し、ドリンクと一緒に楽しめるようにした。メニューは250種類以上。「これまでオーダーが多かったものを実際に食べてみて、前の店よりも組み合わせを増やした」と妻・美登里さん。
同店のクレープは、焼き色が付くほどしっかり焼き上げたパリッとした生地が特徴。価格は340円~600円台。生クリーム入りやアイス入りなどの甘い系や、ピザクレープ、サラダクレープなどの食事系のほか、季節限定クレープも用意する。「シュガーバター」(400円)は、生地のもっちり感とパリパリ感をダイレクトに楽しめるという。内側はもちろん、折り畳んだ面にもバターと砂糖をたっぷり塗っている。
メニューが豊富なため、注文に迷う人も少なくない。「メニューが増えて、ますます迷うという方もいらっしゃるが(笑)、好みは人それぞれなので、いろいろ試してもらえれば」と龍春さん。
木村さん夫妻は愛知県出身。脱サラし、以前旅行で訪れたことがある松本で開業することを決めた。「地元の方に愛される店にしたい」という思いは開業当初からずっと持ち続けている。「クレープ=男性は入りづらい、というイメージもあるが、一度食べていただくと、また来てくださる方も多い」(美登里さん)。「おいしいものをおいしいと思って食べられる場所でありたい」(龍春さん)。
営業時間は10時30分~19時(日曜・祝日は10時~)。火曜定休。