塩尻市の市民交流センター・えんぱーく(塩尻市大門一番町12)で8月27日、働く人たちの交流の場「meetup!(ミートアップ)@塩尻」が開催された。
地域で共通の関心事を持った人々が集まる場として、先月からスタート。月に1~2回、ビジネス、芸術、文化などさまざまなテーマで交流会や勉強会を開く。同施設の重点項目の一つとなっているビジネス支援の一環として、市民支援組織・えんぱーくらぶのビジネス交流グループのメンバーが企画。「えんぱーくは高校生や主婦、高齢者に比べ、ビジネス層の関わりが少ない。個人のスキルアップや新たな活動につなげることができれば」と、中小企業診断士の中村剣さんは話す。
今月は休日昼と平日夜の2回、「ビジネスパーソン集まれ!ゆる~い異業種交流会」を開催。当日は、塩尻や松本、岡谷、富士見などから7人が参加した。システムエンジニアや営業、貯蓄アドバイザー、店舗経営者などさまざまな職業の人たちが、仕事について説明したり、質問に答えたりしながら和やかな雰囲気で進行。仕事観を問われると、現在、会社で置かれている立場や、独立起業までの経緯など、各自が思い思いのことを話した。「周りの経験談やアドバイスを聞くのも大事だが、同じことをしても自分は違う結果になるかもしれない」と中村さん。「失敗しても、失敗したことが学びになる。とはいえ、(失敗することは)会社では難しいが…。それでも、大切なのは臨機応変であること」とも。
「仕事以外の交流の場を持ちたい」「自分と全く異なる世界で働いている人と知り合いたい」と参加した人たちが多く、終了後には「皆さんが自分の話に耳を傾けてくれるので話しやすい」「初対面でも、深いところまで話せる雰囲気」などの感想も。
今後は、資格取得を目指す人が先輩に学ぶ「キャリアアップ」なども行う予定。「前向きに自分を高めようと思っている人、新しい仲間を見つけたい人は、ぜひ気軽に参加してほしい」と中村さんは話す。
来月は「自己啓発男女集まれ!あの資格ってどんななの?」(9月28日、13時~)、同施設内の図書館館長を迎えて「読書の秋 大人の図書館活用」(10月1日、19時~)を予定する。詳細はフェイスブックで確認できる。