松本のギャラリー&カフェ「憩の森」(松本市城山、TEL 0263-38-7660)で現在、国内外の作家43人による企画展「100種の珈琲カップ展」が開催されている。
恒例となった冬の季節に行われる器の企画展。これまでは主に、同店で展示をしたことがある作家に声を掛けていたが、今回は石川県クラフトデザイン協会のメンバー8人と、現代イギリス陶芸専門店・ギャラリーアイヴス(東京都)の協力でヨーロッパの作家9人を加えた43人のマグカップやカップ&ソーサー、ポットなど約300点を展示する。
信州新町で「G&M WORKS」として制作活動を行っているまとはまがんじさんと安竹みどりさんは、カップ&ソーサーやマグカップを20点余り出品。点々と模様が付いているようなカップは、土の中の鉄分から生み出される模様だという。同店で使用しているカップと同型のものも。
岐阜県で作陶する佐合政昭さんのカップは、カラフルな色使い。遊び心満載の持ち手や底の形に、思わず手に取る人も多い。「展示にちょっとした仕掛けもあって面白い」と店長の布施智浩さん。
石川県の作家の作品は、土地柄、絵付けのものが多かったり、外国の作家ならではの形や色合いを感じる作品があったりと、幅広い作品が集まった。「本当にさまざまなカップが並んだ。きっと好みのものが見つかると思う」と布施さんは話す。
作品は全て販売する。価格は、カップ=2,100円~、カフェオレボール=2,310円~、マグカップ=2,500円~、カップ&ソーサー=3,150円~、ポット=1万500円~など。営業時間は10時~17時。木曜定休。入場無料。2月27日まで。