松本市のギャラリーカフェ「Gargas(ガルガ)」(松本市深志3、TEL 0263-39-5556)で現在、愛知県常滑市在住の陶芸家・伊藤みほさんの作品展「water drop」が開催されている。
同展では、水玉模様の作品をメーンに250点以上を展示。「梅雨の時期の6月から連想した。憂鬱(ゆううつ)な雨の日を楽しく過ごしてもらいたくて」と伊藤さん。作品は皿やカップをはじめ、花器やアクセサリーなど、多種類をそろえる。模様だけでなく、形も丸いものが多い。「形も水滴からイメージしている。これだけ丸や水玉が並んだら楽しいと思って」
直径5センチメートルほどの丸い器をつなげた豆皿は、横一列だけでなくL字や四角につなげたものなどさまざま。「薬味を入れてもいいし、パンのときはジャムやバターなど好きなトッピングをちょっとずつ用意して楽しむのもいいかも。アクセサリー置きとしても」。つなげる器同士は、色や水玉の大きさなどを変えて変化を付けている。
アクセサリーはブローチとピアスを用意。初めて作ったというピアスは、丸やしずく形で、カラフルな水玉模様が描かれている。ブローチはさまざまな大きさの丸がつながった形で、色はモスグリーンや濃い茶色、薄いピンクなど落ち着いた雰囲気。着用イメージを見てもらうために用意した鏡も伊藤さん作で、フレームが水玉模様になっている。「アクセサリーは付けた時の雰囲気が大切。せっかくなので、ただ鏡を用意するのではなく作ってみようと思った」
「かわいいだけでなく、シックな色合いのものもあるので大人が好きな水玉だと思う」と同店の熊谷幸枝さん。伊藤さんは「生活の中に、ほっこりできる楽しみとして取り入れてもらえたら」と話す。
作品は販売も行う。カップ=2,100円~、皿=1,260円~、ピアス=1,260円~、ミラー=7,350円~など。営業時間は11時~20時。火曜と第1・第3月曜定休。入場無料。6月25日まで。