セブン-イレブン・ジャパン(本社=東京都千代田区)は1月10日、塩尻市の学校給食の人気メニューを基に開発したおむすび新商品「キムたくチャーハン」を発売した。現在、塩尻市内の全14店舗で販売されている。
具材には、白菜キムチ、豚バラ肉、つぼ漬けを使用。IH調理器を使って高温で炒めることで水分を飛ばし、パラパラとしたチャーハンの食感を向上させた。つぼ漬けはご飯と豚キムチを炒めた後に入れ、食感を生かす工夫を施す。「昨年9月ごろから商品化に向けて企画・試作を行ってきた。塩尻市ブランド推進室や管理栄養士の協力も得て『お墨付き』をもらい、発売することができた」と同社商品本部地区MD統括部の加藤哲哉さん。
同商品の基になっているのは、2002年に同市内の学校給食として考案された、豚キムチとたくあんのまぜご飯「キムたくごはん」。子どもたちの漬物離れが進む中、漬物を気軽においしく食べてもらいたいと考えられたメニューで、ネーミングのユニークさから全国ネットのテレビで話題になったこともある。「味や栄養バランスもいいので、給食の中でも人気のメニュー。商品化に当たり、幅広いお客さまに味わっていただこうと、まぜご飯でなくチャーハンにした」
販売を開始して間もないが、売れ行きは好調だという。「現在塩尻市内の店舗でのみの販売だが、松本市や安曇野市など他エリアの店舗にもお問い合わせをいただいている」と加藤さん。他エリアでの販売も検討中だという。
価格は115円。今月末まで販売予定。