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松本のカフェで写真家・中村紋子さん巡回展-生と死を表現

階段から店内まで約20点の作品が

階段から店内まで約20点の作品が

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 松本・中町通りのカフェ「salon as salon(サロンアズサロン)」(松本市中央3、TEL 0263-34-1006)で現在、写真家・中村紋子さんの個展「Silence」が開催されている。

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 今年5月に発売した中村さんの写真集「Silence」から約20点を展示する同展。同書は中村さんが作家としての内面を素直に表す作品を作ることを目的に、自身の生死観と向き合いながら2007年から取り組んでいるもので、3部作の第1集。同書について中村さんは「私の底にある風景」とコメントを寄せる。

 東京、大阪、新潟で開催され、松本が4カ所目となる同展。同書の発売元・リブロアルテ(東京都)の一花義広さんが今年8月、「サイトウ・キネン」を見るために松本を訪れたことが開催のきっかけとなった。「偶然立ち寄ったら、とても雰囲気の良いカフェだったので…。ダメもとでお願いしたら快諾してもらえた」(一花さん)。友人でもある「サイトウ・キネン」オーケストラメンバーのバイオリニスト・井上静香さんのコンサートも最終日に開く。

 「彼女がずっと思い描いていたものを表現している作品」と一花さん。「『生と死』というテーマを聞くと難しく思うかもしれないが、写真を見た人が何かを感じてくれればうれしい」と話す。

 営業時間は11時30分~19時30分。月曜定休。11月19日まで。井上さんのバイオリンコンサートは19日18時から。入場料は2,500円(1ドリンク付き)。予約はリブロアルテ(ikka@libroarte.jp)まで。

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