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安曇野の水田に「田んぼギャラリー」-「ごはん」をテーマにポスター展示

田植え後の水田がギャラリーに。手前は「浅川さんちのお米」のロゴ

田植え後の水田がギャラリーに。手前は「浅川さんちのお米」のロゴ

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 安曇野市堀金烏川の水田で6月3日~5日、「ごはん」をテーマに制作したポスター展「田んぼギャラリー」が開催されている。

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 同市の農業・浅川拓郎さんの水田にイーゼルを立て、B1判のポスター23点を展示する。作品は、県内外のデザイナーや写真家7人が「ごはん」をテーマに制作。おにぎりや稲穂をモチーフにしたものや、田園風景を写した写真など、さまざまな作品が並ぶ。

 企画はトドロキデザイン(長野市)。代表の轟久志さんが、浅川さんが作る「浅川さんちのお米」のロゴマークを手がけたことで知り合った。農産物関係のデザインを数多く手がける轟さん自身も実家は専業農家。2年ほど前に父親が腰を痛めてから、本格的に農作業にも関わるようになった。「田んぼがあり、アルプスの山々がある安曇野は本当に素晴らしいロケーション。ここにギャラリーができたら面白い」と温めていた企画だったという。今年に入ってから浅川さんと相談し、人通りも多い同所で開催することを決めた。

 同社は昨年から「D&DEPARTMENT PROJECT NAGANO by COTO」(長野市)で「ファーマーズマーケット」を月一回開くなど、「食と農業の大切さ」の発信に力を入れている。昨年は「野菜」「豆」「米」など素材をテーマにして行ったが、今年は作っている人や土地、歴史を知ってもらえるように、テーマを「村」に決めて今月から再開。11日・12日は栄村をテーマに開催する。

 「イベントを通じて、少しでも農業に興味を持ってもらえれば」とスタッフの轟理歩さん。「次回はもっと多くの人に参加してもらい、あぜ道も使って、田んぼをぐるっと囲めるくらいに作品が並べば面白い」と話す。

 開催時間は10時~16時。その場で炊いた「浅川さんちのお米」の試食も行う(12時~、なくなり次第終了)。荒天の場合は中止。

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