2月2日、あがたの森公民館(松本市県3)で行われる「第4回長野県中信地区ごみ減らし討論会」では、今年から「ごみ検定」を導入する。
「ごみ検定」は、討論会に毎回参加する人だけでなく、多くの方にごみについて一緒に考えてもらえるようにと考案された。「レジ袋を作るのに必要な石油の量は?」といった身近な事柄やリサイクル関連、分別、ごみ処理にかかる負担などの問題が10数問選択式で出題され、参加者は当日14時までに会場の解答用紙に書き込んで回収ボックスへ提出。これらの問題を家庭などで調べて、ごみ問題に対してあらためて関心をもってもらうことが目的。問題は事前に公表され、成績優秀者は報告書に氏名を掲載、協力企業よりエコバックなどが記念品として贈られる。
同討論会は2004年11月、田中康夫県政時代に中信地区の最終処分場を検討する「中信地区廃棄物検討委員会」で、ごみの減量を前提として処分場のことを考えようと、委員だけでなく実際にごみの減量にかかわる行政、事業所、市民なども加わり始まった。検討委員会が終了した後は模擬討論として市民が行政、事業所、消費者それぞれの立場になってディベートを行っている。
当日はほかに、「もったいない」をキーワードにした生ごみへの取り組みをまとめたVTR上映や環境に取り組む企業の展示も行う。各展示の中にある子ども向けクイズをクロスワードパズルに当てはめて解くと参加賞がもらえる企画も。討論会実行委員の中林直子さんは「こういう機会にご家族で一緒に考えて、1日楽しんでもらえれば」と話す。
開場は10時。13時からVTR上映、模擬討論、ごみ検定正解発表と解説を行う。