松本・浅間温泉国際スケートセンターが閉場-42年の歴史に幕

スケートを楽しむ来場者

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 松本・浅間温泉国際スケートセンター(松本市三才山、TEL 0263-46-0595)が2月13日に閉場し、42年の歴史に幕を閉じた。

アルプちゃん、アルクマなどキャラクターが勢ぞろい

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 同センターは1969(昭和44)年にオープン。1周400メートルの屋外リンクで、中信地域では唯一の国際公認リンクとして「松本浅間選抜スピードスケート競技会(浅間選抜)」などが開催された。標高約1,000メートルにあり、周囲は山に囲まれているため風の影響を受けにくく、気圧の低さ、水質の良さから好記録が生まれた。五輪メダリストの橋本聖子さん、黒岩彰さんなどが同リンクで日本記録を出している。

 施設の老朽化に加え、30年ほど前のピーク時は1シーズン約6万5,000人だった入場者数も、ここ数年は約1万5,000人まで減少。昨年12月の市議会定例会で廃止が正式決定した。閉場後の具体的な跡地利用は未定だという。

 当日は「さよならイベント」として豚汁の振る舞いや宝探し、カーリングなどのレクリエーションイベントが行われた。市のマスコットキャラクター・アルプちゃんや県の観光PRキャラクター・アルクマなども駆け付けた。最終日の来場者は2,300人を越え、駐車場に入りきらない車も。閉場時間の15時30分が近づくと帰宅準備を促す場内アナウンスが流れたが、それでも名残惜しそうに滑る人や写真を撮る人が多くみられた。15時30分になると「当センターは本日をもって閉場いたします。長い間ありがとうございました」とアナウンスが。最後は出口でキャラクターが来場客を見送った。

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