松本市内を中心に活動する劇団が参加する「第15回 まつもと演劇祭」が11月5日~7日、開催される。
参加するのは、演劇ワークショップ・ぴかぴか芝居塾8期生による「P.s マークII」(会場=ピカデリーホール)、「4LDK」(同=信濃ギャラリー)、「新太屋プロデュースユニット」(同=上土ふれあいホール)、「演劇実験室◎経帷子(きょうかたびら)&Godsound+Studioend」(同=旧鶴林堂ビル2F)、「信州大学 劇団山脈(やまなみ)」(同=本町ホール)。各劇団が3日間で3~5回の公演を行う。
旧鶴林堂ビルで公演する「演劇実験室◎経帷子(きょうかたびら)&Godsound+Studioend」は人形を交えた幻想的な作品を演じる。「人形を使うという自分たちにはないスタイルが混ざることで、作品が膨らみ、つややかな芝居になった。120%の力でやりきりたい」と演劇実験室◎経帷子の廣田謙一さん。「お互いの劇団のいいところを組み合わせた作品になったと思う。体を張って演じたい」とGodsound+Studioendの齋藤綾乃さんは意気込む。
「演劇実験室◎経帷子&Godsound+Studioend」と、「4LDK」「新太屋プロデュースユニット」は今回のために組まれたユニット。「劇団の枠を超えて作品を作ろうという団員が多かった」「今回のためのユニットを組もうという団体が3つも集まったのは偶然」と同祭実行委員の遠藤優さんと林清美さんは話す。
「『P.s マークII』は小学生から主婦まで参加者の幅が広くてエネルギッシュ」「『4LDK』は2人芝居のオムニバス形式。お客さんとの距離が近い舞台なので、のぞき見をしているような感覚になる」などと話す遠藤さんと林さん。「演劇を初めて見る人でも気軽に見に来てほしい」「いつか『平成中村座 信州・まつもと大歌舞伎』みたいに、街全体で作り上げるイベントになれば」と期待を寄せる。
料金は、一般=1,000円(2本目以降=各回500円)、学生=500円(2本目以降=各回300円)。全公演共通パスポートは、一般=2,000円、学生=1,100円。チケットは井上チケットぴあ、カタクラモール、信州大学学生生協などで販売する。上演スケジュールなどの詳細はホームページで確認できる。