アルプス公園(松本市蟻ヶ崎)で10月1日・2日、野外音楽フェスティバル「りんご音楽祭」が開催された。
イルリメさんと4歳のヒナタくんがセッションした「MC&PUSHER」
昨年に続いて2回目となる同フェスは両日とも夕方から翌朝までのオールナイトで開催。園内の通路やステージ前にはキャンドルが置かれ、メーンとなった森の入口広場の「りんごステージ」後方には飲食ブースが並んだ。
1日は、向井秀徳アコースティック&エレクトリック、イルリメ、サイプレス上野とロベルト吉野、SOAP、ジ・オーパーツ、DJ GOMI、MAYURI、Kentaro Iwaki、DJ MAMEZUKAなど36組のアーティストやDJが出演。りんごステージに登場したイルリメさんはステージを降りて、ステージ前にいす3脚を置き、「おいで、おいで」と手招きして観客を前へ集め、リズムマシンを片手にパフォーマンスを披露した。「MC&PUSHER(2人のセッション)」では、観客の1人とセッションも。前方にいたヒナタくん(4)とアキくん(5)がステージに上がり、じゃんけんで勝ったヒナタくんにイルリメさんがリズムマシンを渡して使い方を教えた。わかったのかわからないのかあいまいな表情のヒナタくんだったが、始めてみると見事に息の合ったセッションに。会場からは大きな歓声が上がった。
その後、日付をまたぐ時間帯には向井秀徳アコースティック&エレクトリックが登場。向井さんは松本に来たのは初めてと話し、「(アルプス公園は)なかなか遠いが…いいところ」と会場を沸かせた。約1時間のステージで、渋さ知らズオーケストラの「飛行機」や童謡「夕焼け小焼け」、「七つの子」などを演奏し、観客らはじっくりと聴き入っていた。