松本のバル、W杯優勝でシェリー酒サービス-パウル君にちなみタコ料理も

「ベネンシア」というひしゃくで注ぐシェリー。店内からは「オレ!」のかけ声が。

「ベネンシア」というひしゃくで注ぐシェリー。店内からは「オレ!」のかけ声が。

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 松本駅前のスペインバル「モナチューロス」(松本市深志1、TEL 0263-36-6078)で現在、サッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会でスペインが優勝したのを記念したサービスを行っている。

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 期間中、同店利用客に「樽(たる)出しシェリー」(600円)1杯と、「タコのガリシア風」を無料でサービスする。「シェリーはスペインを代表するお酒。タコは占いタコの『パウル君』にちなんで(笑)」とオーナー兼バーテンダーの酒井賢一さん。

 W杯期間中も、スペインが勝つ度に割引などのサービスを実施してきた同店。パブリックビューングなどは特に行わなかったが、決勝戦は店内のプロジェクターでスタッフや知人と観戦し、優勝の瞬間は大いに盛り上がったという。スペインのMF・イニエスタ選手のファンという酒井さん。「『無敵艦隊』と言われていたが、ほかのチームも強かったので、まさか優勝するとは思わなかった。イニエスタがゴールを決めて優勝なんて、本当にうれしい」と話す。

 2007年10月にオープンした同店。今年5月中旬から約1カ月間は店を閉め、酒井さんは酒を、オーナーシェフを務める妻・千奈美さんは料理を勉強するためにスペインとオーストリアに滞在した。「忙しさにかまけて、自分たちが大事なことを忘れてしまったような気がして…。一からまた始めようと思って行った。1カ月も店を閉めていたら忘れられるんじゃないかと心配だったが、たくさんの人が再オープンを待っていてくれて、うれしかった」(酒井さん)。

 帰国後、たる出しワインなど新しいメニューの追加や店内改装などを行い6月18日にリニューアルオープンした。「味も雰囲気も含めて本場のスペインバルをできるだけ再現したいと思っているし、再現できているという自負もある」と酒井さん。「今回のW杯は本当に盛り上がったと思う。店もリニューアルしたので、スペイン優勝のお祝いがてら、ちょっと寄ってもらえれば」とも。

 営業時間は18時~24時。同サービスは今月15日まで。

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