松本パルコ(松本市中央1、TEL 0263-38-2111)6階に6月24日、期間限定で「東急ハンズTRUCK MARKET(トラックマーケット)」がオープンした。
「まつもと大歌舞伎学生広報」による隈(くま)取りを施すワークショップの様子
店舗面積は約93坪。トラックマーケットは、昨年12月に出店した「豊橋 COCOLA AVENUE店」(愛知県豊橋市)、4月に出店した「金沢 KOHRINBO109店」(石川県金沢市)に続き3店舗目。「鮮度の良い商品を扱う市場(=マーケット)と、さまざまな商品がどんどん送り込まれる活気のある物流倉庫」をイメージし、気軽に立ち寄れる店舗を目指すという。
売り場では、理美容品・キッチン用品などをアウトレット価格で販売するほか、文具などを取り扱う。季節ごとの商材展開も行っていく予定で、現在は傘やポンチョなどの梅雨対策コーナーを設ける。「音楽やアウトドアなどフェスティバルの多い季節。梅雨用だけでなく、フェス用に購入していく人も多い」と松本パルコの高田智恵子さん。
6月26日・27日には、7月2日から開催されている「平成中村座 信州・まつもと大歌舞伎」を応援しようと結成された、信州大学生による有志グループ「まつもと大歌舞伎学生広報」によるワークショップ「One Style,Own Kumadori」が行われた。厚紙で作った真っ白なお面に歌舞伎独特の化粧法・隈(くま)取りを施すワークショップで、来場者はカラーペンを使ってそれぞれが思う隈取りを描いた。中には、子どもにせがまれて戦隊ヒーローの顔を描く父親の姿も。市内から来たという小沢直也さん(40)は「こうしたイベントは子どもと一緒に楽しめるのでいいと思う」と話す。長男の瞬紀(みつき)くん(4)は描いたお面を大切そうに抱え、母親に自慢していた。
同グループ代表の村瀬博也さん(経済学部4年)は「今年の演目のけいこを見せてもらったとき、歌舞伎の概念を覆す内容で感動した。ぜひ応援したいとグループを立ち上げた」と話す。「みんなが楽しんでもらえるイベントをと思って企画した。子どもたちも楽しそうに描いてくれているので良かった」。1階では、館内のテナント約60店が制作したお面を縁日の屋台風に展示する。
「商品は随時追加し、いつ来ても新しい商品があるようにしたい」と高田さん。「多くのお客さまに興味を持ってもらえる商品を取りそろえたい」とも。
営業時間は10時~20時。来年1月23日まで。1階のお面展示は今月9日まで。