JR松本駅の改札口内に現在、合格祈願の神棚と絵馬掛けが設置されている。
設置は2月5日から始まった。学問の神様・菅原道真公を祭る深志神社(松本市深志3)による神事が執り行われ、用意した1,200枚の絵馬に願いを込めた。
絵馬には「合格祈願」の文字と菅原道真公が描かれ、裏面には願い事と願い主を書く欄がある。ひもの色は5色ほどあり、見た目にも鮮やか。絵馬掛けにはすでにひもを結びつける木枠が見えないほどの絵馬が結われている。願い事には高校や大学の合格祈願をはじめ、資格の合格を祈ったものも。「『就職できますように』という願い事もあった」と同駅の営業助役の井上貞夫さん。
同駅では絵馬掛けの設置を10年ほど続けている。「毎年多くの願い事が結われる。学生だけでなく、通勤に駅を利用している人が自分の子どもや孫のために書いているものもある」と井上さん。「これからの進路を決める時期。明るい希望を持ってほしい」と願い事の成就を祈っている。
設置は3月10日まで。設置期間終了後は深志神社に奉納する。