松本駅近くの生花店「メゾンフルーリ ド プロバンス」(松本市中央1、TEL 0263-36-2871)で12月16日、「クリスマスリース講習会」が行われた。
講師は、雑誌「花時間」や「フローリスト」で連載を持つフラワーデザイナーの佐々木久満さん。最初に「なぜリースにモミを使うのか」といった講義が行われ、その後リース作りへ。花材はヒムロスギ、クジャクヒバ、ブルーアイス、ノーブルモミなどが入った「コニファーMIX」を使い、土台の枝に巻き付けていく。「リースは花輪、花飾りの意味。途切れることなくつながるという気持ちを込めているので、葉の方向は一定に」という佐々木さんの講義の通り、一定方向に少しずつ葉を足しながらワイヤーで巻く。一周巻き付けた後、バランスを見ながら少ないところに葉を足し、30分ほどでリースベースが完成した。
続いて、オーナメントのワイヤリング。リンゴ、松ぼっくり、ボールなど20個以上のパーツにワイヤーを刺してリースに取り付ける。「量や配置に気をつけながら進めて」という佐々木さんのアドバイスを受けながら、何度もバランスを確認してオーナメントを飾り、最後はリボンをかけて完成。参加者は「楽しかった」「市販品みたい」と満足そうな様子を見せ、できあがったリースを壁に飾り、携帯電話やデジタルカメラで写真を撮っていた。
同店は、佐々木さんが店長を務める東京・二子玉川にある「メゾンフルーリ」の松本店として今年7月オープン。2階の教室でレギュラーのアレンジメント教室や「1DAY」教室を開催している。コンセプトは「雑誌から飛び出してきた花に出会える教室」(佐々木さん)。店の内装もデザインし、こだわりの空間を作り上げた。「最先端を行く店として恥ずかしくないように、お客さまのニーズに応えられる店でありたい」と佐々木さん。
アレンジメント教室は現在、県内では同店を含め松本3カ所、飯田2カ所で月1~4回開催(クラスにより異なる)。今月下旬には「正月用アレンジメント」講座も予定している。