松本のギャラリーカフェで「風景模様」の絵画展-ユニークな木工雑貨も展示

「風景模様」をテーマにした作品。

「風景模様」をテーマにした作品。

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 松本市のギャラリーカフェ「Gargas(ガルガ)」(松本市深志3、TEL 0263-39-5556)で現在、同店オーナーの熊谷俊行さんによる個展「風景模様」が開催されている。

絵画作品と対照的な優しい色使いの木工雑貨。

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 ギャラリーには個展タイトルにもなっている「風景模様」をテーマにした絵画18点と木工雑貨が並ぶ。手前に絵画、奥に木工雑貨と展示スペースを分けた。「作品群が持つ雰囲気が違うので、それぞれを生かしたくて」と熊谷さん。

 絵画はすべて正方形で、アクリル絵の具で描いている。丸と直線で構成された「風景」のように見える作品は、過去に制作した版画をリメークしたものも。「構図は同じでも、版画とアクリルで見え方や制作工程が違うので面白い」。

 熊谷さんが海で拾ってきたという石と、その石の模様になじむように描いた「風景模様」を組み合わせた作品も。以前、木肌をモチーフに描いたときに、見る人によって見え方が変わる「自然の模様」に面白さを感じたという熊谷さん。「海の石は、川のものと違ってまだら模様なので面白いと思った。いいきっかけをもらった」。

 絵画とは対照的な優しい色使いの木工雑貨は、数字や家をモチーフにした箱やオブジェを展示。プレゼント用に作ったものがきっかけで作品として形になったものがほとんどだという。「『商品』として考えると煮詰まってつまらないものが出来てしまう。気持ちを込めて作ったものの方が、思い入れがあって楽しい」。

 「今回は絵を多く描いた。面白いものに出会えたので一気に作った」と熊谷さん。「絵画と木工、2つやるのが自分の中でバランスがいいのかも」と話す。

 作品は販売も行う。価格は、絵画=7,000円、箱=1,500円~、雑貨=300円~など。

 営業時間は11時~20時。火曜と第1・3月曜定休。入場無料。11月29日まで。

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