松本の陶器店で音楽家をモチーフにした陶器展-SKF歓迎企画で

心地よさそうに音楽を奏でる奏者が描かれている武腰さんの作品。

心地よさそうに音楽を奏でる奏者が描かれている武腰さんの作品。

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 松本・本町通りの陶器店「知新堂」(松本市中央2、TEL 0263-32-0407)で現在、「九谷焼に描く音楽家の世界 武腰恵美子の器展」が開催されている。

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 展示はウインドーのほか、1階と2階の3カ所で行う。武腰さんの作品は、マグカップ(3,675円~)やコーヒーカップ&ソーサー(5,250円)、一輪挿し(5,250円~)など。白地の陶器にバイオリンやピアノ、フルート、指揮者などさまざまな音楽家たちを九谷焼の特徴ある鮮やかな色合いで描いているのが特徴。中には、着物姿でバイオリンを弾く女性を描いた作品も。武腰さんの作品のほか、楽器をかたどったはし置きや演奏家たちをモチーフにした置き物なども。店内のBGMには「今年一番のコンサートになるだろう」とも言われている「戦争レクイエム」を流し、「サイトウ・キネン・フェスティバル・松本(SKF)」ムードを盛り上げる演出も。

 同店をはじめとする本町商店街ではSKF歓迎企画として、1992年の第1回開催時から各店舗でプレゼントや割引などの企画を行ってきた。同店では店頭のウインドーを使って音楽をテーマにした展示を開催し続けている。今回の展示のメーンとなる武腰さんの作品は、今までサーカスやジャズ奏者を題材にしたものが多かったが、新作がクラシックの演奏家たちを描いた作品だったことから、同店の横沢敏社長が企画した。

 展示を行って間もなく、SKFに出演するバリトンシンガーのジェイムズ・ウェストマンさんが来店し、武腰さんの作品を購入していく出来事も。「思わずパンフレットにサインをもらった(笑)」と横沢さんはうれしそうに振り返る。

 「音楽祭の楽しみ方は会場だけではないと思う。街中には見てるだけで楽しい企画をしているところもたくさんある。いろいろなところに足を運んで、楽しんでほしい」(同)。

 営業時間は10時~18時30分。9月10日まで。

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