染色作家ユニット「kata kata(カタカタ)」の絵本原画展「にっげろー!」が現在、「手紙舎 文箱(ふばこ)」(松本市浅間温泉1、TEL 0263-87-2716)で開催されている。
「kata kata」は、東京造形大学在学中に出会った松永武さんと高井知絵さんが2004(平成16)年に立ち上げた。伝統的な型染め、注染などの技法を用いて「ものがたり」をテーマに作品を制作。紙や布のプロダクトのほか、雑貨や食器など幅広く手がけている。
初の絵本となる同書は昨年12月に出版。同店を運営する「手紙社」(東京都調布市)が企画・プロデュースした。型染めを用いて、身近な生き物が生態系の中で繰り広げるドラマをコミカルに表現。獲物を捕らえようとする動物と逃れようとする動物を、「にっげろー!」を合言葉に描いた。
同展では原画6点を中心に、型染めの型紙や制作道具も合わせて展示する。同社の帯刀瑚十音さんは「原画は、型染めならではの色の濃淡も見て取れる。動物のユニークな表情や、古くから続いてきた染物の技を感じてもらえれば」と話す。ほかに、動物をかたどったカードやエナメルピン、マスキングテープや手拭い、バッグなども用意する。
同社は、同ユニットが活動を始めた頃から、イベント出店やポスターデザインなどで携わってきた。絵本は2人が目標の一つとして掲げていたものだという。同社の北村葉納さんは「絵本を作りたいという話をずっとしていたので、一緒に形にすることができて良かった」と振り返る。
店内のカフェでは、同展に合わせた限定メニュー「さっがせー!~3つのフルーツかくれんぼ」(780円)を提供。中に果物を入れたタルトケーキ、ミニカップケーキ、ソルベを盛り合わせ、何が出てくるのか探して楽しめるように工夫した。北村さんは「原画はサイズが大きいので、色の鮮やかさも際立って元気をもらえる。雑貨や限定メニューも併せて楽しんでほしい」と呼びかける。
営業時間は10時~17時30分。火曜・水曜定休(11日は営業)。今月23日まで。